Warumiの柱

「こころミュージアム」のキュレーター。Warumiの「こころの魔法」研究報告です☆

つらい。けれど、後に宝となる生きづらさに思うこと。

例えば自分の人生、出来事、運、性格のようなものの中に、既に自分は〇〇にはなれない、とか、縁がない、とか、ムリだ、と諦めてしまっているもの。そんな諦めが自分の中にあるように思う。 幼い頃は「〇〇になりたい」とか「〇〇がほしい」とか無邪気に願っ…

カモメの夏。語学学校の夏。

海沿いを歩いていた時、たくさんのカモメが目に入ってきた。このあたりはトンビも多くて、たいていちょっとトンビに注目していることが多いのだけれど、今日はまたカモメたちが街灯の上に仲良く並んでいるのが目についたのである。 どこの国でもカモメってや…

願い過ぎると叶わないんじゃない?問題について

今回も甚だ観念的かつ、個人的すぎる?やもしれないお話で失礼します。 スピリチュアル界隈や自己啓発などにご興味のない方も「引き寄せの法則」って、どこかで聞いたことがあるやもしれません。 何か叶えたいことがあるとして。それを「ワクワクしながら」…

信じることが簡単な人とそうでない人と。

「信じる者は救われる」 とはよく言ったもので、生きていくに当たってはこの「信じる」という行為は相当パワーを持っている。 まずもって、自分の存在に対する根拠のない自信。自分がこの世の中の構成員である、なんてことを考えたこともありません!という…

旅行会社VSお上の世界。明日はどっちだ。

連日のニュースを見ながら思った。 これまでの時代、本音と建前みたいに、世界は二枚看板だけの使い分けで大抵いけていたと思う。うちとそと。仕事とプライベート。お得意様と一見様。 世界はもっと単純だったって思う。 時代はどんどん進み、一生に会う(バ…

「魔法使いとリリス」ー魔法の切なさに思うこと。

久しぶりに前知識なしの「小説」を読んだかもしれません(そして最近は、ドキュメンタリー寄りだったのでした)。魔法使いとリリス (ハヤカワ文庫FT)作者:シャロン シン発売日: 2003/12/01メディア: 文庫 オーブリイという青年が、すごもののグライレンドン…

お悩みの俯瞰(実践編2)

前回からの引き続きです。 warumi.hatenadiary.com カードを使ってまりさんにお話の続きをお伺いしています。 Ⓑ「手放す」 次はⒷのカードです。絵の真ん中に穴が開いていて、そこに梯子がかかっている。梯子から青い服の女性がまさに地上に出ようとしていて…

お悩みの俯瞰(実践編1)

本日はカードを使った「お悩みの俯瞰」についてちょっとご紹介したいと思います。 実際のご相談の内容のその前に。 「お悩みの俯瞰」にカードを使う理由 前回こちらで書いた通り、ご相談を承る際、私は時々カードを使います。カードを使う、なんてというと、…

「パリでメシを食う。」に助けられた話。

ロンドンで働いていた時のこと。日本のものってすごく高価だった。今の有難い世の中、だいたいの食材や調味料、納豆なんてのも普通に手に入る。けれど、それが日本で買う何倍もするのだ。キューピーマヨネーズがひとつ700円とかって!買おうと手に取ると、ち…

人生のお悩みのうらに「かまってちゃん」あり?

人生に悩みはつきものです。毎日毎日、このケーキを食べるべきか否か、という悩みに始まり、仕事、人間関係、お金、健康、恋、家族、、、、など枚挙に暇がないくらい、お悩みのオンパレード。 さっきまで悩みカレンダー(日めくりで毎日1悩みごとが書いてあ…

人生のものがたりを自分で書いていく。ユング先生に倣って。

最近ずっといろいろな神話やものがたりを読んでいる。 ひとつひとつの本を手に取ったり読んだりしているって、偶然の出会いみたいなもので、なんで手に取ったの?っていうと、その時々に違う理由がある。誰かから面白い話を聞いたから、もっとその世界を知り…

青が足りない。

旅にでたい。。。とにかく旅にでたい。出かけてしまいたい。 (だけど、GO TO。。。これはイケてない。。なぜ今、旅そのものを貶めるような政策を。。。いや、わかりますよ。旅に携わるすべての人が今、未曾有のピンチなんだ。でも、正直、ほんとうに残念で…

なぜ自分の過去や対処法をこうやって書くかっていうと

このブログを通じて、自分の過去を書いたり、いろんな対処法や手法についてお伝えしています。 なんでそんなにいっぱい書いてるの?ってことを、どこかに書いたようで、振り返るとちゃんと書いていなかったみたい。ってことで、改めて今回ここに書いておこう…

サービス業の中で働いている人に起こりがち?な危機とその対処法(その3)

本日もこちらの続き、最終回です。 warumi.hatenadiary.com コンパッション・フォーカスト・セラピー(CFT) 今回はコンパッション・フォーカスト・セラピー(CFT)についてご紹介しようと思います。 昨今いろんな心理療法が世界中で誕生していますが、このC…

サービス業の中で働いている人に起こりがち?な危機とその対処法(その2)

本日もこちらの続編、対処法についてです。 warumi.hatenadiary.com 前回は「手動瞑想」についてご紹介しましたが、今回は私が経験したいくつかの心理療法について書いてみたいと思います。 ソマティック・エクスペリエンシング® www.mind-body-psychotherap…

サービス業の中で働いている人に起こりがち?な危機(その3)とその対処法(その1)

今回もこちらの続きです。 warumi.hatenadiary.com ①「燃え尽き症候群(バーンアウト)」 ②「人が好きなのに、人に傷つけられて心折れちゃう」 ③「完全現場責任主義が重荷になって病む」 のという症状のうち、最後の③について。 ③「完全現場責任主義が重荷に…

サービス業の中で働いている人に起こりがち?な危機(その2)

さて前回の続きです。 warumi.hatenadiary.com ①「燃え尽き症候群(バーンアウト)」 ②「人が好きなのに、人に傷つけられて心折れちゃう」 ③「完全現場責任主義が重荷になって病む」 あくまでも私自身の経験ですが、この3つが代表的でした。そして前回ちょ…

サービス業の中で働いている人に起こりがち?な危機(その1)

前にも書きましたが、私はサービス業になが~い間従事していました。そういう個人的な事情もあって、特に接客を伴うサービス業の皆さまには未だ、めちゃめちゃシンパシーを感じております。 今どのくらいの方が所謂、第三次産業の中で働いておられるのか気に…

起爆剤は「悪」?

ちょっと前からこの本を読みなおしています。 神話の心理学――現代人の生き方のヒント〈〈物語と日本人の心〉コレクションIV〉 (岩波現代文庫)作者:河合 隼雄発売日: 2016/12/17メディア: 文庫 河合先生が軽い語り口で、しかし、とんでもないことを色々書いて…

パセリ、セージ、ローズマリー、タイムと妖精と。

twitter上でお見かけして、おお!と好奇心に駆られ、フェアリードクターでいらっしゃる高畑吉男さんの「妖精譚のお話会」なるものに初参加してきました。 www.oberon-kingdom.jp 最近このブログでいろいろ書いていますが、私の中で「ものがたり」「おはなし…

カウンセリングが効きにくいひとって。

のっけからまた、言い切りが過ぎたかもしれませんけれども、また自分自身の経験から今日はカウンセリングの効果についてお話したいと思います。 私が最初に正式なカウンセリング、というものを受けたのはもう十数年以上前になりますが、それ以来かなりの時間…

ファンタジー讃歌

敬愛する根本先生の先日のtwitterを拝見して思ったんですけどもね。 現実が辛いときに私たちは「妄想」という形の慰みを求めるもの~ファンタジーとヴィジョンの違いについて~ https://t.co/uepzgwK9Rv @nemotohiroyukiより — 根本裕幸|カウンセラー・作家…

19の間の体験、お話したいことをお聞きします(無料)

新型コロナウィルスのニュースがまた、俄然ヒートアップしてきてしまいましたね。お天気も手伝って、なんとなく鬱々とした気分になっていらっしゃる方もおられるかもしれません。 ところで私は先日、こちらの本屋さんで開催されたイベントにはじめて参加しま…

人生の向こう側にある流れ

さて。ひとつひとつ年齢を重ねていくのはなかなかしんどい。身体は思うように動かなくなるし、視力は落ちるし、もちろん記憶力なんて、とっくに信じちゃいけないものと化している。 なんてことを考えると暗澹たる気持ちになる。10年前には考えられなかった…

香港の夜景

ついに香港にこの日が来てしまった、と知って、ちょっとうろたえている。 香港には二度の思い出がある。そのどちらもが「自分が行きたい」と言い出した旅行ではなかったのだけれど、だからこそ、といってもいい記憶が今も残る。 最初に行った香港は、まだイ…

カルピスといくばくかの思い出と。

幼い頃の思い出、っていうものに最近ちょっと気持ちが向いていて。思い出せるいくつかを書いておこうと思う。 一番古い記憶、かな?定かじゃない。一時期、わりと山の中で育ったってこともあって、記憶を掘り起こそうとすると、ほんのりとだけどこわい気持ち…

「正解」ってなに。

19の世の中にあって、日々、自らを振り返って考えることが多々ある。 最近とみに、じわじわとした確信めいたことが自分のなかにあって、それは「万人に効く正解などない」ということ。いや、もうそれはその通りじゃない?って言われてしまうかもしれないけ…

本日の気分は「ドグラ・マグラ」であります。

今日はショックでした。起きる直前、「今日の夢、なにこれ!ちょっとおもしろすぎ!」ってついね、笑っちゃったみたいなんですよ。そのはずみで、見たはずの夢をキレイに忘れ去りました。。。ほんと、ちょっと前まで笑えるほど覚えていたのに! 以前皆さまに…

Warumi流 職場の人間関係考察の巻(その5)

さて引き続きこちらの続きです。 warumi.hatenadiary.com これまで「相生」と「相剋」のバランスが取れていることが大事、というお話をして参りました。このバランスがとれていれば、それぞれの職場のメンバーがちょうどよく、能力やパワーを発揮出来ると思…

Warumi流 職場の人間関係考察の巻(その4)

今日もしつこくこちらの続きを参りましょう! warumi.hatenadiary.com 前回は相手にパワーを与える「相生」という働きについてお伝えしました。今回はその続き。「相剋」という相手を抑える働きについてお話を始めたいと思います。 前回は「火・木・水」の方…