Warumiの柱

「こころミュージアム」のキュレーター。Warumiの「こころの魔法」研究報告です☆

今さらですが、ベビー・グルートがかわいすぎる件について

唐突にまたすみません。。この3月?頃でしたか。世の中がまだこんなにコロナづいていなかった頃、例によっておうちであれこれ動画を見てましたらね。

ベビー・グルート

が、いたわけです。この子ね。

marvel.disney.co.jp

私はどうも「ハリウッド」のなんやかや、が昔から好きでなくて!(ねずみ王国とかもね。。)おまけにアクションとかヒーローものにもまったく興味がわかない性質で、ってことでマーベルの映画なんてほっとんど見たことなかったんです。

でも、この「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」のオープニングを見てもう、このベビー・グルートのかわいさにノックアウトされちゃってね。もう、とにかく見て見て♡(身近な友人たちにはさんざんリンクを送ったのでもう、わかったよ!っていう人も多いかと思いますが、そう言わずまた見て!)

youtu.be

 

あ!この下はネタバレを含むので、最初から予備知識なしに映画を観たい方はご注意ください☆

 

そして、ご覧になりたい皆さまは、オープニング以外のかわいいベビー・グルートもどうぞ♡どうぞ♡

youtu.be

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最初はベビー・グルートが気持ちよさそうにダンシングしちゃってるのがかわいすぎて、もう何十回も見ちゃったんだけど(結局ちゃんと映画も観ました)このね、オープニング!凄すぎやしませんかね!このベビー・グルート世界(天国)とみんなが戦ってる世界(地獄)が共存してるみたいな感じ。

なんかねーこれみながら、あああーこれってほんと、無意識とわたしたちの現実世界との構図そのまんまかもなーって私、思っちゃいましてね。

無意識はきまま~なかんじで、もう、のりのりで踊っちゃってるわけですよ(そのベビー・グルートのお顔がかわいすぎる~)、私たちの現実世界の象徴みたいな戦闘シーンバックにね。コロナはじめ、現実の世界はもうこわいこといっぱいですからねー。心配しなくちゃいけなかったり、戦わなくちゃいけなかったり、自分たちの居場所を守らなくちゃならなかったり。日々の私たちはめっちゃそれに大変で忙しいわけです。

でもベビー・グルート。そんなのまったくお構いなし。他の人が戦って、時に守ってもらってるのなんてものともせず、のりのりで踊りまくって、戦いに忙しいガモーラに「Hi!」なんてのんきにご挨拶しちゃってるわけ(なんてかわいいんだ♡)。そう!だからね。私とか「もうだめ。。。もうおしまい。。。」なんて、この浮世のあれこれに超シリアスに落ち込んでいるのに、無意識界隈ではもう、のりのりで無意識が踊っちゃってる、みたいなことが多分。。よく起こってる。。はず。。

で、このベビー・グルート、お話できることばは「I'm Groot」だけ。全てのセリフがこれ。なので、アライグマ?のロケットがその時々に、この「I'm Groot」の意味を通訳をしていてそれがなんとも微笑ましくておもしろい。上に貼ったこの動画も、ヨンドゥが持ってきてほしいフィンのことをベビー・グルートにあれやこれやと伝えてるのに、全然伝わってない感じ!まるで無意識が、私のエゴの言ってることなんて全然ワカラナイヨって言ってるみたい。

監督がそれを意図していたかどうかわからないけれど、このアライグマ的ロケットは、めちゃくちゃ「トリックスター」の役どころで、わざとはちゃめちゃなことしちゃったり、お口は悪いし(私はシンパシー感じまくり)ね!なかなかのキャラなんだけど、彼が唯一ベビー・グルートの言ってることがわかるっていうのが、また深いじゃないですか!やっぱり、ちょっと世間からはみ出ているくらいの意識じゃないとね。ベビー・グルート(無意識)の言ってることは理解できないんだよね。このロケット、外見もアライグマみたいで明らかに人間じゃない。それがなんとなく無意識ってものの人となり(笑)?や本質を語っているようでもある。そして、小さいころから謎の疎外感、を感じてきたわたし自身にも「まーそーゆことだから、あきらめてね☆」ってひとつのこれも解なのかな。「どうせアライグマみたいなもんだし。。」とうれしくひねくれる裏腹な私なのでした。

で、この「~:リミックス」はシリーズの2作目らしいんだけど、1作目よりも、この映画の中ではこの、はちゃめちゃなロケットが「自分ってこんなことしちゃうんだ。。。」なんてね、自己分析しちゃったりしてるわけで、同時に悪態付きながらも、このベビー・グルートのお世話をやいているのをみると、なんかこう、少年の成長譚をみているようで、ちょっとうるっとします。私も見習わねば!

もともとベビー・グルートがかわいすぎて見始めた映画だったんですが、このロケットのトリックスターっぷり然り、そして主人公のクイルの父親捜しからの父親殺し!その父親が息子を使って理想を実現化しようとするところ(父親?の名前がエゴ、ってんだからもう、まんまですね)とか、ガモーラとガモーラの妹ネビュラとの姉妹の確執(より、能力の高い方が親に愛されるって思っちゃう)とかね。だって、この姉妹の親もひどいんだよ。ネビュラをほとんど機械の体にしちゃうんだからね、その方が強くなれるぞ!って。そんな心理的な(特に親子関係)背景と複線が満載で、ま、まさか、まさか、私はこの映画で3回くらい号泣しました。びっくりした。こんな宇宙のヒーローもので、こんなに泣くと思わなかった!

ってことで、ベビー・グルートがかわいすぎるので映画を観たら、また無意識!のメタファと親子関係のあれこれが満載な映画でびっくりしたよっていうお話でした☆

あと、絶対音楽好きな監督?スタッフ?がいて、もう映画への音楽の使い方が秀逸なので、それにしびれました。めっちゃかっこいい。冒頭のELOの「Mr Blue Sky」と映像の当てがもう!センスが良すぎ。こういうのは大好き☆この曲も大好き☆気分がぱーっとなること請け合い♪もう、この曲が流れると私のあたまの中でベビー・グルートが躍り出しちゃう♡

ってことで、ご興味持たれた方はぜひ!映画もご覧になってみてください~♪