Warumiの柱

「こころミュージアム」のキュレーター。Warumiの「こころの魔法」研究報告です☆

「上から目線」で働いてみたらこうなった(その3)

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引き続き、こちらの続き。

warumi.hatenadiary.com

こんな風に、毎日毎日怒っていたわけですが、当時私が思っていた怒りの大義名分は「きっちりと仕事をやるため」でした。

これね~ある意味正しい。だってそうですよね?資本主義の世界の中では、会社は利益を上げないといけないんですよね?そのために貢献してるんですっ!

ってね、正しく見える。

私は仕事のために怒りたくもないのに怒ってるのよ!(しかしほんとは怒りたいって気付いてない)っていう風にしておけば、本来自分の中に抱えている葛藤やささくれだっていた傷を隠しつつ、自身を正当化することが出来ます。

心の深ーいところでは自分もみんなも救われたい、救いたい!って切望していたであろうに、まわりから見えている私は「仕事は頼りになるけど、ちょっとめんどくさい怒ってる人」だったんじゃないかな~。ああ、残念過ぎる。しかし自分でも自分の望みがわかってないのに、他人にわかれ、というのも無理な相談です。

これねー!やり口としては、本当は父に「ちゃんとこっちも見てケアして!」って思いながらも、作業着を着続けて基本不機嫌だった母親の行動そのまんまだったなあ、とため息が出てしまいます。こんなところも遺伝!?切ないですね~まったく!

ということで、おかげさまで仕事はある程度まで出来るようになりました。場数を踏めば踏むほど度胸もついてくるし、勘も働くようになる。経験値も上がる。けれど、会社というところはね、当たり前ですがチームワークも必要なわけですよね。いくらイキがったところで、ひとりで出来ることって限られています。

当時の会社はなかなか個性的ではあったけれど、その頃から既に、自分の楽しみを大事にする、という大人な生活様式を実践していた人が多かった。それにサービス業の人たちですからね♡自分もひとも楽しくさせたい!イズムが浸透していました。そういった同僚のおかげで、私は決定的な孤立状態に自分を追い込まずに済んだんだなあ~って思います。ありがたいことでした。スカパラさまにもずいぶんと助けられました。

それでもね、皮膜いちまいくらい、やっぱりちょっと浮いてるよな~っという自覚もありました。そこの場に属していない感じ。

そして自分の中にね、浮いてるくらいがちょうどいい☆勝手にしたいって思う気持ちと、でもやっぱりみんなと安心して同じ場所にいたい、という気持ちと常に両方あったように思います。そうそう!その頃はね。その場に安心している、っていうことは、場の人たちとちゃんとした人間関係をつくったら感じられるものなんだ、って決定的な誤解をしてたんですよね、私!心理学なんてものを学ぼうと決めたのも、そもそもこの人間関係をうまくいかせたい、っていう動機があったからに他なりませんでした。

でね、このちょっと浮いてて、ちょっと目立ってて、ちょっと強そうに見えるけどちょっともろいところあるでしょう~?って見えていた?(と思う!)私ってね~。ある種の人からは、熱烈に歓迎されてしまう要素の宝石箱~♪だったと思うんです。

ある種のひと。ケースバイケースなので、なんとも説明がつけにくいのです。「こういう人です!」って、あまり言い切りたくはない感じですね。なので、私にご縁があった何人かの人たちについて、割と共通していたのはこんな感じでしたってのを以下列挙します。くれぐれも!Warumiの経験上の話で、一般論ではありません。

 

 ★一見こわい人には見えない(見えてた人もいる)むしろ、優しそうな顔と声をしている場合、まったくそういう人にしか見えない。

 ★出会ったときには(出会ってすぐに)既にWarumiに対して、対抗意識をめらめら燃やされているようだが、Warumiは気が付いていない。多分、ご本人も気が付いてはおられない。なんか気に障る、くらい思ってる感じかな?

 ★一部の人や上司に受けが良かったりする。なんならとても!それらの人を巻き込む力に長けている。だいたいにおいて、超・出世&仕事熱心。

 ★ので、この種の人が「わたし、Warumiさんにちょっとこまってるんですぅ~~涙」みたいにまわり(特に上司系)に言うと「だよね!あいつ怖いもんな!けしからんな!」ってことになりがちである(ああ、この辺りはこの身の不徳の致すところ)。

 ★というわけでWarumiが存ぜぬ間に、一部の人に「Warumiけしからん説」が浸透する。だって、いつも怒ってて生意気だもんな、あいつ!

 ★で、その「けしからん説」がだいたい浸透したところで、今度は本人が「Warumiさん、ちょっといいですか?」的に直接、問題を持ち込み、揺さぶりをかけてくる。

 ★Warumi。意外と「話せばわかる!」と牧歌的なところがあったので、その人たちの話をうっかり真剣に聞く。そこそこ頭には来たりするけど、たまに反省なんかもしちゃったりする(脇が甘いところがある)。なんならそれはごめんなさい、みたいに謝っちゃったりしたこともある。で、ちゃんとわかり合えた♪みたいな勘違いを起こす。

 ★その頃にはもうWarumi的には「え??は??」としかないような、虚構の話が出回り続ける。腹を割って話して、理解しあえたんじゃない?なんて思い込んでいたら、しかし!「Warumiさんにいじめられて。。。」とか「Warumiさんにつらくあたられて、つらい(涙ぽろっ)」的な感じでどんどん、話と勢力を拡大させていく彼ら(本人たちはそれが真実なんだと信じておられると思われます)。

 ★しかし、Warumiには直接そういうことは言って来ない。どころか、公衆の面前ではにこにこしてたりするので、まわりは「ああ、あんなに悩んでいる子/人が、健気に笑顔でWarumiと対応してるなんて偉いわ~(それに比べて!)」ってますます、「Warumiけしからん説」が強固となる。

 ★Warumi、完全に詰む。援軍少なし。事態の鎮静化にだいたい半年くらいかかったりする。

とまあね!こんな感じです。事態が鎮静化される前は、面倒なことが起き続けたり、意外とすぐWarumi悪口の裏が取れちゃったりしてして不完全燃焼のままになったり、それは色々でしたかね。

恐らく。その種の人たちって人に影響を与えたいんですよね。人を巻き込みたい。人への影響力命!!って思っていた人が多かったように思います。だから費用対効果じゃないですけど、こんな風に接しても、え?気が付かなかった!とか、全然へっちゃら♡っていう人相手には絡んできません。なぜ?って?。。。「つまんないから」です!

そこではWarumiが持つ敏感さこそ、恰好のターゲットとなりました。ここに獲物発見!って感じなんだと思います。しかし彼らにとっては、どっちかっていうと「獲物発見!ひゃっほ~!♪」っていうよりは、「なんかWarumiってちょっと、いらっとする、!」っていうセンサーが働くんじゃないかな?それにほら、偉っそーうに人に怒ってる人を攻撃して引きずり下ろすって、よくマスコミなんかでもありますよね。やってる方は「正義!」って正当化できるし、スッキリするんだと思います。

ここで今、私が申し上げたいのは、ですね、こんな人がいましたよ!っていうことよりもね。「上から目線」で働いていたらこんな人たちに度々会っちゃったよ!!っていう経験なんです。「上から目線」はこんなことも惹きつけちゃいますよね、っていうお話をしたかったのでした。

ひとの内面に抱えているもろさを見抜く、敏感な人たちです。そういう意味では、本来その能力を鍛えてきた兵士同志、お互いの健闘を称えあいたい!と思うこともあるんですけどね。生憎あちらはそんなことは望んじゃいないんだなあ!それに当時は彼らのお望み通り、私もだいぶ消耗しました。いや、ほんとにびっくりした。

しかし彼らのおかげで(皮肉ではなく!)人を気持ちを察したり、人間関係の場を読むことでは乗り越えられない何かを、私は持っちゃってるんだな!ってことに気が付いたんですよね。

まあ時としてそんなショック療法的な経験もさせられますが、この「上から目線」。いろんな経験を私にさせ続けてくれています。今もね~!

(つづく)