Warumiの柱

「こころミュージアム」のキュレーター。Warumiの「こころの魔法」研究報告です☆

Warumi流 職場の人間関係考察の巻(その1)

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今日からハラスメントを含む職場の人間関係について思うところを書いていきたいと思います。あ!しかしですね。実際のハラスメントのお話まで到達するのに、またなが~い道のりになるかもしれません。毎度恐れ入りますが、よろしければお付き合いください。

二度と絶対にもう書くことはない、と誓いを立てたのですが、そんな思いまでして私が書いた修論のテーマは「職場の人間関係にストレスを感じている労働者のメンタルヘルスケアについて」というものでした。

何故このテーマを選んだか、という理由については大きくふたつあったんですね。今日はこの理由について。

理由のひとつに「職場の人間関係」にいちばん悩み、翻弄されたのが、他ならぬ自分自身だったということがありました。そのテーマに決着をつけたかった。

以前にも書きましたが、私は小さい頃から団体行動というものがとても苦手な子どもだったんですね。でも、苦手だから必要ないって思ってたわけじゃなかった。楽しそうな同級生の仲良しグループに入りたい!って、もう苦しいくらい思っているのに「上から目線」の戦士は「いれてー」がなかなか言えない。震えながら勇気を振り絞って「いれてー」とお願いして、首尾よく仲間に入れてもらっても、今度はそこでみんなが楽しんでいる遊びや会話を心から楽しめない。楽しくないけど、これが浮世ってものですね、、、太宰さん(太宰治のことです)もそんなこと言ってたしー(なぜお友達感覚だったのか?)と半ば諦めつつ、楽しんでるふりはするものの、やっぱり浮いちゃってる感じは自他共に否めなかった。

歳を重ねると共に、楽しんでる風もそれなりに洗練されてきたのですが、やっぱりどこか居心地の悪い感じがずっと残り続けました。一対一の関係性なら、なんとかいけるんですけど、複数相手となると、どうもその居心地の悪さの感覚がリバイバルしてきてしまう。その不器用な感覚をですよ。わたくしはずっと、自分の人間関係を作るテクニックと自分の性格に原因があるって思い込んでいたのです。だからそこを鍛えたら、もっと人間関係をうまくやれてよ、ひろみ!(すみません、お蝶夫人が、毎度つい)ってね、それで心理学の本を20代の頃から手に取り始めたんだと思います。

ところがですよ、、、その心理学。行けども行けども正解がわからない。いや、正解が多すぎる、というべきか。正解の森で迷子になってしまった。そしてそれらは確かにまごう事なき正解のオンパレードなのですが、肝心な私の不器用な感覚にあまり変化はない。理由はいくつかありますが、以前こちらでもその理由のひとつを書きました。

warumi.hatenadiary.com

他の理由についてはまた改めて。

そんな毎日をスカパラさまへの愛で蹴散らかしているうちはよかったんですが、その後、恐らく自身のサラリーマン生活史上、最もキツい職場の人間関係の中に放り込まれたロンドン暮らしの時、さすがにからだが悲鳴をあげたのでした。

あーもう、いっぱいいっぱいだ。くたくただ。。。とか、朝起きるのがつらいー!とかそういうのはわかっていたし、感じていたはず。しかしWarumi本人の感覚がちょっとマヒしちゃってたらしい。

その頃のことです。あの東北の大震災が起こりました。今でもあの日のことはよく覚えています。ロンドンが朝の業務を開始するときは、日本は夕方なのですが、いつもかかってくる電話がかかって来ない。一時、日本とまったく連絡が取れなくなり、ただBBCのニュース番組が津波のシーンを繰り返し流れているのを、オフィスの全員が呆然とただ見続けていました。

それからすぐに、現地では募金活動があちこちで行われました。日本人コミュニティの中でも、たくさんの活動があった。余談ですが、その中には未だに続いているものもあります。このチャリティツアーもそのひとつ。めっちゃお勧めなので、もう、イギリス好きな方にはぜひ参加して現地ガイドさんのすばらしいトークを堪能頂きたい!

www.jrtga.com

で、これ以外にも、マッサージやアロマトリートメントサービスをイベント参加者に提供して、その代金を日本に送金しましょう!というイベントやセミナーがいくつも立ち上がったんですね。現地で知り合ったひとづてに紹介されるがまま、私も参加しました。今思うとですね。。東北の皆さんをサポートするつもりが、私まで逆に救って頂いくこととなって。。。面目ないです。

で、アロマトリートメントなどお願いしてみました。日本でも指圧とかマッサージみたいなのには定期的には通っていたんですが、あちらではちょっとご無沙汰だった。でね。そこで何がわかったって、私の背中にはどうやら「鉄板」が入ってたことが発覚致しました。ガチガチもいいところだ、このままいったらまぢ死ぬよ?と。セラピストの方に呆れられました。いえ、ほんと。ふつうに骨と肉と皮膚と筋膜があるだけですよ。。。鉄板って。。。そんなもの入れた覚えはない。

また別の機会に参加したセミナーでは、私のふくらはぎを触った別のセラピストさんが「何??このかちかちなふくらはぎったら!」と叫んだんですよ。だもんで、セミナーの参加者の方がわらわらと私の寝ているベッドを取り囲み「やだー!」「ほんとだー!」と口々に、次々と私のお御足を触られていったのでした。なんかちょっとした珍種の人気者って感じでおもしろかったですが、本当はそんなにかちかちのふくらはぎじゃ、まともに心臓に血液も送れない。ほんと、笑い事では済まされません。

で、ここに来てマヒしていた自分も、ようやく確信したんですよね。あーーこころとからだは切り離せないんだ、と。こころの問題ってのはもう、からだを直撃するんだ、と。何でも体験学習のWarumiちゃんですからね。自分のからだがそういうことになって初めてそう気付いたわけです。

その後、いろいろすったもんだの末に日本に帰国した頃には、私はお題目のように「からだとこころをつなぐものってなんだ??」というテーマに、取り憑かれたたように体験学習を重ねたのでした。

その間も様々なことがあったのですが、ここではちょっとすっ飛ばします。ですが、そこから約10年の時間を経て、私が人間関係に不器用さを感じていたのは、対人関係のスキルが低いとか、自分の「性格」が悪いからだとか、そういうことではまったくなかった、ということに流石に気付いたのでした。そう、その原因は自分の外界を見る時に使っている眼鏡のようなものが「不器用設定」になっていた、ということでした。スキルの問題じゃない。自分の装備の方にその原因があった。

そして、その装備ですが、なんと自分のいる環境によって勝手に自動調整されてしまう、という機能まで持っていたことに気が付きました。雨が降れば雨仕様、雷が鳴れば雷仕様、そんな感じ。その機能、たいへんに高性能で、まわりの情報を読み取って勝手に自分の居場所(ポジション)取りまでしてしまっているんじゃないか?という疑念も湧いてきました。そしてそれが自分のからだに多大な影響を与えていることも。

ああ、この装備のことは自分の体験学習の集大成として、書かねばならない!と思ったのが、もうひとつの論文を書いた理由でした。

。。。Warumiさん、一体何のことを言ってるんでしょう、とお思いになられるかもしれません。焦らして済みませんが、この続きはまた次回♡