Warumiの柱

「こころミュージアム」のキュレーター。Warumiの「こころの魔法」研究報告です☆

Warumi流 職場の人間関係考察の巻(その4)

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今日もしつこくこちらの続きを参りましょう!

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前回は相手にパワーを与える「相生」という働きについてお伝えしました。今回はその続き。「相剋」という相手を抑える働きについてお話を始めたいと思います。

前回は「火・木・水」の方にご登場頂きましたので、残りの「金・土」のエレメントについてもご紹介しましょう。

まず「金」。これはですね、もうぎゅーっと凝縮している感じ。そういう意味では緊張度が高い、と言いますかね~。金属だからぐずぐず・もろもろでは困ります。もうカキーン!こちこちでキラキラしてる感じでしょうかね(例えがすみません、わかります?)。存在感にドスが効いてる、The 職人!って感じかな。自分のプライドと義理人情は通しますよ!って感じ。ああ!もう、私の脳内には「お蝶婦人」のお姿が、、(泣)そう、「金」のイメージは私の中では断然お蝶婦人です(お若い方、すみませんね)。

一方「土」のエレメント。もともと「土」にはものとものとの「間」という質があるそうです。なので、ふかふかした土のようにクッションの役割を担っている感じでしょうかね。大地のようにいろいろと受け止めてくれる感じ。包容力のある寮母さん、みたいな感じでしょうかな。どの子にもやさしくご飯つくってあげたり、みんなの話を親身に聞いてあげたり。そんな感じ。

で、これをまた人間関係に当てはめて参ります。前回はやる気満々の「木」君と、いけいけな「火」の課長、そして人知れず「木」君のサポート万全、営業事務の「水」の方がおりました。本日は新たに「金」と「土」の皆さまにも登場頂きます。

「金」はそうですね~。出来るプレイング・マネージャーな感じ?(おまけに渋カッコいい)。「火」課長とはライバル的な感じですが、ポジション争いでは後塵を拝しています。職人気質で、自分独特のやり方で仕事をしないと気が済まないっていう性質。この課の伝票の回し方はこうですよ、と言っても、うるせーっ俺はこれでやってきたんだ、って言っちゃう感じでしょうか。

そして「土」ですが、これはそうだなー。ある意味ずーっとこの課の庶務的なお仕事をして、お母さん的な役割をやって下さっているベテラン社員、みたいな感じ?課内がわーわー!ってなっても、誰が何を失敗しても、「まあまあ」「あらあら、困ったわね~」「はいはい」って言ってくれる方。飴ちゃんくれるような?そんなイメージをしておいて下さい。

さあ、これで登場人物が出そろいました!お待たせしました!いよいよ「相剋」のお話です。

まず「火」の課長と「金」のプレイング・マネージャーから。「火」の課長はなんでも自分が思い通りにならないと嫌な性質。会議で「はい、今後のプランニングはこうです!やれるよね!?」って言ったら、間髪入れずみんなに「はい、やります!」って言ってほしい。

もちろん「木」君は率先してそう言ってくれるけれど、「金」マネージャーはそうはいきません。「ってことは、これまでの私のやり方に何かご不満でもあるってことですかね?」って、「火」課長に向かって詰めちゃったりする。なんせ経験と実績がありますからね~。「火」課長もむげには出来ません。ただ、悲しいかな、立場は「火」課長の方がエライ。なんたって課の課長ですから。だから「金」マネージャーは、言うは言うんですけど、最終的には「わかりましたよ(やりゃいいんだろ、やりゃ)」と、「火」課長の言うことを聞かざるを得ない。それでいつもはクールな「金」マネージャーが「火」課長のベタな感じに調子を狂わされて、ちょっと感情的になっちゃったりしてます。

その「金」マネージャーの目の前には「はい!僕やります!頑張ります♡」ってキラキラとやる気満々の「木」君が座っています。内心「金」マネージャーは気に入りません。自分の頭で何も考えようともせず、なんでも「YES、YES、YES」って、お前は「火」課長の腰ぎんちゃくかっ!と心の中で毒づいてる。

一方の「木」君。「火」課長から提案されたプランニングに食い気味でもう、既にやる気満々。「はいっ!頑張ります」宣言した、と。「火」課長はそれを聞いてご満悦。だけどちょっと横を見ると、苦虫をつぶしたような顔をしている「金」マネージャーの顔が目に入ります。

素直な「木」君。え、、、俺、なんかまずい事言った?って狼狽えちゃう。だ、だって、これが「火」課長の方針だし、、確か社長もこの前このプランニングが良いとかって言ってたし、、、なんかまずいの?だめなの?だめ。。。??俺、なんかこの「金」マネージャーの思ってることがわかんないんだよな~~困った、、、と、さっきまでマンマンだったやる気が急にしぼんできちゃいました。気分が落ち着きません。

これが「相剋」といってお互いのエネルギーを殺してしまう、という関係性なんです。五行の世界の中では「火」は高温で「金」属を溶かしてしまえるんですよね。だから「火」課長の火の勢いが良すぎてしまうと「金」マネージャーは、せっかくの経験や能力を行使しづらくなるし、クールな自分が一瞬どこかに行ってしまう。

同じく「金」は金属。ですから刃物や斧となって「木」を切ることが出来ます。よって、すくすくと育とうとしている「木」君のやる気を、「金」マネージャーはぶった切ってしまうこともある。その「金」属の強度が強ければ強いほど、切れ味鋭くすぱーっ!といっちゃえます。哀れな「木」君。やる気がもう風前の灯火。

こんな関係が5つのエレメント全てに成立しています。

「木」は「土」から養分を吸って大きくなりますが、「木」の成長が暴走すると、「土」から養分がなくなって「土」はからっからになってしまう。「木」君のやる気が暴走すると、それに振り回されて「土」お母さん役の方が過労で倒れちゃう。

また「土」は「水」を吸収します。「水」の方が自分なりにきっちり仕事に集中したいところに「土」お母さん役の方がやってきて、「ねえ聞いてよ、最近ね「木」君ったらもう、伝票もちゃんと出さないでうんぬんかんぬん(以下延々と続く)」とお喋りが始まっちゃう。「水」の方は仕事ははかどらず、かといって「今話を聞いてる余裕ないんです!」とも言えず、悶々としてしまう。

悶々、且ついらっとしている「水」の方。「木」君や自分をこき使い、そのお手柄は自分で持って行くかのような能天気な「火」課長にいらっとしてくる。飲み会の席でゴキゲンの「火」課長に、普段はおとなしい彼女が文字通り「冷や水を浴びせる」ような鋭いことを言ったりして、「火」課長のご機嫌が一挙に悪くなる。「水」は「火」を消すことが出来ますからね。

ということで、この「相剋」の関係。こうやって見て参りますと、ほんとに日常にオフィスの中でよーく見る景色と重なりませんか?ちょっと負の連鎖系な感じですかね~自然の摂理っていうのは本当によくできています(ってか当たり前か!)。

この「相剋」と前回の「相生」がうまいこと、出たり引っ込んだりしてバランスを取っているうちは、世界や物事は転がって回っていきます。うまくいくことばかりではないかもしれないけれど、何事も動いていく、というのは世界や私たち生き物にとっては自然であり、大切なことです。変化なきものは淘汰され、消えていく定めというもの。動きがないものは死を意味しますからね。

動きが必要と言いつつも「相生」が激しすぎて、普段の何倍ものスピードで世界が回り始めたり、逆に「相剋」でお互い刺しあい過ぎて、動きが停滞してしまったりすると、世界の様子はなかなかキビシイことになってしまう。

例えば「火」課長が「金」マネージャーを疎ましく思って、グループから外してしまう、なんて暴挙に出るとなりますと、これはもう単に二人だけの問題ではなくなります。

普段「火」課長の目の上のたんこぶで、何かとストッパー役をしている「金」マネージャーがいなくなると、「火」課長の勢いはもう誰にも止められない。「火」課長の無謀なプランニングに、他のエレメントの皆さんが巻き込まれ、職場は焼き尽くされてしまいます。いくら「木」君にやる気があっても、限度というものがありますからね。キャパオーバーになると、精神や健康に多大な影響が出てきてしまう。

また、特に「金」マネージャーは「水」の方の気持ちを何かと察し、彼女の細かい仕事を評価してくれるよき理解者であります。彼がいなくなってしまうと「水」の方は、感情をどんどん押し殺して鬱っぽくなってしまう。そうなると「木」君のお世話どころではありません。

ですから、それぞれ異なる性質を持つ者がそれぞれの特質を発揮しつつ、そこで生きている、活動している、ということは、世界にとってとてもたいせつなことですね。私たちはとかく悪目立ちしている「〇〇さえいなければ」というような考えをしがちですが、そうすることで、世界全体に影響が出てしまう。

そしてよしんば〇〇を除いたところで、他の人がその〇〇の代理をし始める。五行は、そういった法則も併せ持っているのです。

さて、関係性はこれでわかりました。じゃ、どうしたらいいんですかね?ということについては、この続きでまた☆

 

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