青が足りない。
旅にでたい。。。とにかく旅にでたい。出かけてしまいたい。
(だけど、GO TO。。。これはイケてない。。なぜ今、旅そのものを貶めるような政策を。。。いや、わかりますよ。旅に携わるすべての人が今、未曾有のピンチなんだ。でも、正直、ほんとうに残念でならない。)
これまでの節目に必ずと言っていいほど、旅の存在があった私の人生。今、節目も節目。節目オブ・ザ・節目だってのにどこにも行かずにいる。我ながら信じられない。こんなことってありますか??あってよいのですか!?(すみません、この叫びをどこに向けて良いのかわからないまま、この画面にぶつけています。)
だからかもしれない。webや本から飛び込んでくる情報のなかに旅の香りがあるものに、自分が大きく反応している。
青が足りない。ただでさえこの少々陰鬱な雲と雨の季節。青が決定的に足りていない。
今、行きたいのは青い場所。
サマルカンドーーー!!!行ってみたい。この青い色を自分の目で見たい。ひ、羊の肉がそこまで得意じゃなくて、これまで避けていた自分を叱りつけたい。羊がなんだっていうのだ。行きたかったら、羊にかまわず行くのだ。
近年、修復に物凄い力を入れた結果の「サマルカンドブルー」らしい。でもそれを見たい。ぴかぴかのやつを見たい!
学生の頃から敦煌やキジルの石窟の写真をじーっと見てきたんだけど、想像力がですね、必要なんですよね。ほら、石窟って敦煌はかなり手が入っていると言えるけれども。それでも、残っていた見事な壁画ごとぺろっとはがされて、今はドイツやイギリスの博物館の中に眠っていたりして。そのパーツをね、頭の中で組み立てるというか、ああ、この窟にこの壁画があったんだね、と、全体像を見るために想像力が必要だったんですよね。
だからリアルに修復されたピカピカした青いものを、この目で見たい。
ピカピカじゃないけど、元祖?ブルーのイスタンブール。ここも計画倒れで行けなかった場所。この前、この漫画を読んで俄然行きたくなった。この作者の方は既に、トルコに行かれたらしい。ほんと、そういう人生って素晴らしいよね!って思う。
- 作者:市川ラク
- 発売日: 2014/06/25
- メディア: コミック
この漫画で思い出したのは若い頃に読んだ本。澁澤龍彦の妹さんだし!ってそんな邪な思いで手を伸ばしたら、全然違って一時期トルコ~♡に思いを馳せた本。トルコっていう場所もそうなんだけど、現地のひととの出会いや出来事がビビッドで、こんな風に旅がしたい、と思わされたなつかしい本。
- 作者:渋沢 幸子
- メディア: 単行本
そして、シチリア。
この海の色!ここは漂白されて年月が経っている遺跡を、この海の青を背景に見たい。そしてイタリア人のイタリアンが食べたい。日本人のためにアレンジされていない、ローカルのごはんがいい。
柑橘の黄色と葉のグリーン、そして真っ赤なトマト。それを青い海を透かして食べる。そんな自分を想像すると、ちょっと泣ける。どんな味がしているんだろう?どんな風や光がそこにあるんだろう?私の知っている青なんだろうか?
そして想定外の旅のハプニングでちょっと疲れている感じ?そんなのがとてもいい。なんでだろう?うまくいかない旅の途中って、その時はちょっと落ち込んだりするのに、あとからそれをとても懐かしく思う。
つい最近「タゴール・ソングス」という映画を見た。とてもいい、とてもインスパイアされる映画だったからこの気持ちはちょっと熟成させてから色々書きたい。そして、この映画に触発されて、今、タゴールの本や詩を読んでいる。
緑のベンガルの風の中にいたタゴール。詩を読んで、そしてその生活、まわりの人びとのことを想像していたら、「青が足りない」という思いが急に溢れてきた。
そう、青が足りない。
青い世界のことをずっと思っている。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ご相談、はじめました。
あなたのぴったり、しっくりを見つけにいきませんか?
お問い合わせはこちらのフォームからお願いします。
あなたとお話しする日が楽しみです☆
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆