Warumiの柱

「こころミュージアム」のキュレーター。Warumiの「こころの魔法」研究報告です☆

Warumi流 職場の人間関係考察の巻(その3)

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本日もこちらの続きです。

warumi.hatenadiary.com

そう。五行のお話でした。

ja.wikipedia.org

世の中の構成要素である「火・土・金・水・木」が人の気質にも関係しているというお話から。

火とか、木、水とかね。実際の自然の中の火や木からのインスパイア系って言ってもいいかもしれません。昔の人が自然の中でじーっと観察しながら、それぞれのエレメントの真髄を抽出した、というかそんな感じ。なので、その本質の代表?企業の顔?みたいなものがこの火木水とか、っていう五行なわけです。

例えば火ってぼーーっ!!って燃えるじゃないですか?だからこの火の性質って、きらきらしてて火みたいに情熱的。真夏の太陽がスパークして放射状に輝いている感じ。「烈火のごとく」っていうことばもあるように、激しい質もあります。着火したらぼっ!!ってあっという間に燃えちゃう。ドラマクィーン・キング的な感じってのも、そうでしょうかね~。

一方、木っていうのは、文字通りの木を表しています。木がこう、すくすくと上に向かって育っていく感じ。新緑の季節、きれいな葉っぱをつけた木があっと言う間に大きくなっていくような様を表します。だから木の質は、上を向いて、やるぞー!なんでも試したいぞー!っていうこうやる気に満ちているフレッシュな感じを持っています。やる気満々の新入社員って感じ?

そして水。これはもう「上善如水」ですかね?今や老子というよりはお酒で有名?「最高の生き方は水のよう」と。いいですね~♡確かに水は丸い容器に入れれば丸い形に、四角い入れ物なら四角に、と状況によってその姿をいかようにも変化させます。とっても柔軟。あなたに添いますよ、っていう感じ。そして水をたたえた湖面がしーん、としているような静けさ、ちょっとした不気味さも併せ持っている。そして雪解け水が流れ出ててくるように、さ~これから春が来ますよ~!っていうこれから感も秘めている感じですね。

今私がここでご紹介しているのは、それぞれのエレメントにまつわるほんの一部分です。なので、新入社員が木だよ!っていうわけではなくて、象徴的な意味、くらいにとらえて頂ければ幸いです。このねーそれぞれの木とか火の質ってほんとに奥が深くって、私も久々にいろいろ考えながら、うーん、おそるべし中国四千年の歴史の重み!実におもしろいではないか!と喜んでおります。連想ゲームみたいで楽しい~♡ あ、でもこの五行、聞くところによるとその起源は中国だけじゃないですよ!っていうご意見もあるそうです~蛇足でした。

で、本題。このそれぞれ5つのエレメントですが、ひとりの人の中にもこの質が全部つまっています。これも前回書いた通り、人間の存在というものもまた自然の一環であるからです。ただ、人によって火の質が多めに入ってたり、水の質が強かったり、ということはあるようです。

一方、全ての要素がひとりの人の中にあるわけで、そのバランスはひとそれぞれなのですが、これが五行の面白いところで、この5つのエレメントの内部バランスはその人固有の持っているものもあるし、その持っているものが「場」に影響されたりしたりするのです。

わかりやすく理解するために、この5つのエレメントの関係性についてさらっと。

まずは、雪解け「水」が森に流れてきて、その「水」を吸って「木」はすくすくと成長をはじめます。だから「水」の要素は「木」を出現させて、その形を「木」に変えていきます。水のサポートなくして、木の成長なし、っていったところでしょうか?

で、その「木」ですが、すくすくと成長して立派な「木」となり枯れ落ちれば、あっと言う間に「火」種がそこに生まれるというわけです。もうわっと燃え上がります。「木」が「火」に移り変わっていくわけですね~。

で、その燃えた「火」ですが、燃え尽きると「土」に還っていく、と。焚火の後みたいなイメージでしょうか?炭がもろもろになって「土」に変質していく。

そしてそれがぎゅっと固まると「金」と変じます。現代では大きな岩がだんだん崩れて石になり、砂になり、といったイメージを持つ私たちですが、昔の人は逆の発想をされていたようです。砂がぎゅーっと固まると大きな塊、鉱物であるところの「金」になる、とね。ちなみに「君が代」はまさにこの世界観を反映しているんじゃないかなあ。「さざれ石(ちっちゃい石)が巌(大きな岩)になる」と言ってますからね。まあこれも、物理的に小さい石がくっついて大きくなるんです!ってな諸説もあるようです。

で、その「金」。ぎゅーっと固まっているとその「金」属の表面に結露として「水」が出現する、となります。確かに今の時期、窓ガラスのサッシの部分は水滴がいっぱい。あれを見ると「ほほー。。だから昔の人は金属から水が出現するって思ったんだ!」ってちょっと納得しちゃう今日この頃。ちなみに、岩の間から清水が湧き出る、というイメージもあるようです。

またまた寄り道三昧でしたが、ざっくりとこの5つのエレメントにはこのような関係性と循環があるということだけ、ちょっと押さえておいてください。

でね。これをですね。人間関係に当てはめてみると非常に興味深いのです。例えばですが、こうドラマクィーン・キング的な要素を強めに持っておられる方が会社にいるとして。まあ、太陽みたいに目立つわけです。ものをぱーん!と言い放って、影響力が強い。真夏の太陽大好き♡っていう方もいらっしゃると思いますが、一方、火傷しちゃうよー!あつすぎるよー!と感じる方もおられるかもしれません。こちらは「火」の要素を持つ方をちょっとデフォルメしております。

で、一方「木」の方。やる気に満ちております。なんならちょっと出世したい感じもあり。上へ上へと昇り詰めたい気持ちがありますからね。フットワークの軽い、出来る営業マン、気配り上手で課の女子にはお菓子を忘れない、みたいな感じもありますでしょうかね?

で、「水」の方。ポジション的には営業事務、みたいな感じでしょうかね~。出来る営業マンの陰に出来る営業事務あり、ってなもんで、営業マンのプレゼン資料を密かに事前チェックしてあげてる(でもやってあげてることは、他の人には言わない)っていうイメージかな。課の中ではあまり発言や自己アピールはしないけれど、どんなに探しても見つからない一昨年の資料が、この人に聞いたら立ちどころに見つかった、ってエピソードが似合う感じでしょうかね。でも「ねー!私、出来る子でしょ?」とは決して言わないし、それをネタにしてまわりを笑わせたりもしない。大人し~いイメージ。

ちょっとそんな職場のイメージ、湧きますでしょうかね?もうちょっと踏み込んで、それぞれの関係性を見ていきましょう。

「木」の営業マン。そもそも頑張りたい気持ちに溢れていますから、多少の失敗があっても結果もばんばん出します。結果を出すと「火」の上司(ここでは上司になって頂きましょう)もニコニコ。「おお!木君、よくやってくれたね♪」ってご満悦です。でかした、でかした、これで利益倍増。もしかして部長の椅子も近づいてきた??ってホクホク。

誉められてうれしい「木」君はよーし♪ボーナスUPのためにもっと頑張ろう!って頑張っちゃいます。そしてその「木」君をそっと陰から支えている「水」の事務の方もうれしい。ああ、自分のサポートが「木」君のためになっているってなんかうれしい。自分も認められたような気がする~(絶対そんなこと口にしないけど!)って、飛雄馬を木の影から見守る明子ねえさんの風情。

そうなんです。この「木」君が頑張ると「火」課長の気持ちもあがり、威光は輝き、おまけに「木」君をサポートしている「水」の事務の方も、「木」君の頑張りをますます支えようと意気に感じて頑張る。これが、「水」→「木」→「火」の循環がうまくまわり、それぞれの人の後押しをしているってイメージです。ああ、世界はこんな風だといつもスムーズで良いかも、ですよね~

ところがね。この五行の循環には「相手の頑張りをパワーアップさせる」(相生っていいます)ような関係性だけじゃなくて「相手を抑えるためにさしていく」(相剋っていいます)の関係性も同時に存在するんです。

だってほら、相生のイケイケどんどん!だけじゃ、みんな過労死しちゃいますからね~バブルも崩壊するってもんです。

ってことで、抑える関係性についてはこの後につづきます。

 

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