Warumiの柱

「こころミュージアム」のキュレーター。Warumiの「こころの魔法」研究報告です☆

サービス業の中で働いている人に起こりがち?な危機(その1)

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前にも書きましたが、私はサービス業になが~い間従事していました。そういう個人的な事情もあって、特に接客を伴うサービス業の皆さまには未だ、めちゃめちゃシンパシーを感じております。

今どのくらいの方が所謂、第三次産業の中で働いておられるのか気になったのでちょっとググってみました。

www.stat.go.jp

。。。自分が思っていたよりすごい数だった。。従事者ベースで見てみれば、1991年には全従業員者数に占める割合がおよそ65%だったものが、2016年には約77%に!ってことは、現在はもしかしてもう8割越えしてるかもしれません。

もちろん、この数字は第三次産業全ての従業員者数なので、接客を伴うお仕事をされていらっしゃる方と同じではありません。それでも、介護・福祉・医療ももう、サービス業ど真ん中と言ってもいい時代ですし、製造業の会社にだって、カスタマー窓口は必ずありますもんね。ってことは、かなりの数の方がお客様と相対するお仕事をされていらっしゃる、という時代です。

明治時代には2割程度?しか、この第三次産業にカウントされていなかったということですから、この140年くらいの間に激変した!ってことですよね。

私から遡ってみると、曾祖父さんあたりの世代?ドラえもんもびっくり!な、超・超・未来!。まさに「JIN−仁−」の世界観って感じですかね!?

このたった4代くらい?の代替わりの中で、サービス業に従事される方がこんなに増えたんです。DNAもエピゲノムもその変化の速さに対応できているのだろうか?毎日同じ人、仲間に囲まれて農作業とかしていた時代から、分単位で違うお客さまの対応をする時代になったんですもんね。それも対面だけじゃなくて今や、オンラインで。大袈裟に言えば、海中に住んでいた生物が陸に上がったみたいな?そのくらいの変化って言ってもいいかもよ、と勝手ながら私はそう思っているわけです。この変化に適応し、日夜お客さま相手にお仕事されている皆さま。本当にすごい。本当にお疲れさまです。

っていうものですね。突然私事になりますが、前述の通り、私もこのサービス業の時代含め、お客さま相手の仕事をしていた時代が長かったんですよね(もう何度も書いてますから「知ってるよ!」ですかね☆)。

で、なんでその後心理のお勉強なんか唐突に始めたのかって言いますと、

①「燃え尽き症候群バーンアウト)」

②「人が好きなのに、人に傷つけられて心折れちゃう」

③「完全現場責任主義が重荷になって病む」

っていうこの3つの出来事というが、頻繁に発生したからなんですよね。私はもちろん、繰り返してましたけれど、同僚、時に上司の方も、大なり小なり似たような経験をされた方もいらしたと思います。なんでそんなことになっちゃうんだろう、、、と思ったのが、こころの勉強をはじめた最初の大きなモチベーションだったかもしれません。

最初は旅行会社でしたからね。だいたいみんな、旅行が好きで社員になってる。そして、それ以上に「人が好き」で入社って人が多かったかな。新入社員の時には、先輩や同期の達者な対話や、おもしろ反応に私はもう、びっくり!で、自分ってなんてつまんない人間なんだろうか~としばらく落ち込みました。そのくらい「人たらし」の集まりだったように思います。今日はやっちまったけど、明日に落ち込みは持ち越さないぜっていう猛者がたくさんいて、総じてメンタルは強めに見える方が多かった。

私はもう、メンタル?ってなものは、ティッシュペーパーくらいの薄さしか持ち合わせてませんでしたから、のっけからいろいろやられました。詳しい顛末はこちらこちらに書いた通りです。

もちろん働いていた職場や環境の影響は大きいです。私事で言えば、特に営業を担当していた時は結構たいへんでした。全てが軍隊式、先輩の見様見真似で必死でつらいていくような毎日。覚えることも、やらなくちゃいけないことも山のようにあって、朝から深夜まで仕事はノンストップ。なのに全然終わらない。

旅行の仕事というのは、お客さんとのコミュニケーションももちろんですが、社内で予約等の仕事の処理をするために、相当数の人に仕事をお願いしなくちゃいけない。分業制なので、ひとりひとりに役割があるんです。これも私は苦手だったー!自分が何をしているかまず全部把握したいのに、それなしに先輩たちにものを頼むなんて!間違えたこと頼んだら死んじゃう!くらいの勢いでしたね。毎日、心臓が飛び出そうな思いを抱えて会社に通っていました。

さて先ほどの①~③なんですけどね。これが起こる要因はひとつにはやっぱり「環境」です。これは上記の通り。しかし同じ環境で働いていても、仕事はたいへーん!と言いつつ、全然元気なままの人がいる。そうなるとやはり、その人の持つ「性格/資質のようなもの」と仕事の相性というか、影響は大きいです。

ということで、次回は①~③がどういう背景で起こりやすいか、私なりの考えを書いてみたいと思います。

 

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